6年の隔たりを持つ2枚のアルバムは、まったく異なる2人のザ・ウィークエンドの姿を映し出している。Starboy(2016年)は、エイベル・テスファイが薬物と孤独に突き動かされて築き上げたスーパースターの座を自ら焼き払い、ポップスターとして再構築した音だった。After Hours(2020年)は、そのポップスターが誰にも予測できなかった世界的な瞬間と衝突した音だった。どちらも欠かせない作品だ。だが、実際に文化そのものを作り変えたのはそのうちの一枚だけだった。

Starboy:再発明

Trilogy、Kiss Land、Beauty Behind The Madnessといった代表作によって形作られた初期のザ・ウィークエンド像は、ダークでムーディーなオルタナティブR&Bというスタイルを確立していた。

2016年のStarboyのリリースとともに、ザ・ウィークエンドはシンセ主導のダンスフロア向けポップへと舵を切り、Daft Punkとの2つのコラボレーション曲「Starboy」と「I Feel It Coming」がその後押しをした。これにより彼はムーディーな寝室系R&Bからさらに離れ、アリーナ規模のエレクトロニックポップへと近づいた。そしてそれは成功した。アルバムはBillboard 200で首位デビューを果たし、2018年のグラミー賞ではベスト・アーバン・コンテンポラリー・アルバム賞を受賞した。数字の上では、Starboyの方がより多くの栄誉を手にした作品だ。

After Hours:席巻

After Hoursは世界が閉ざされるわずか数日前、2020年3月にリリースされたが、それでもなぜかその後の4年間のサウンドトラックになった。その理由が「Blinding Lights」だ。疾走感のある80年代風シンセのパルスと、誰もいない部屋で全力で歌い上げるために書かれたようなサビの上に構築されたこの曲は、ストリーミング時代最大級のヒット曲のひとつとなった。Billboard Hot 100史上最多のチャートイン週数記録を保持し、後にBillboardはこの曲をチャート史上最高の1曲に選出している。

赤いブレザー、ネオンに照らされた夜の街並み、短編映像シリーズを通じてどんどん傷んでいく特殊メイクの顔。アルバムのビジュアル・アイデンティティは、音楽そのものと同じくらい誰もが見てわかるものになった。この時代は2021年2月、ザ・ウィークエンドがスーパーボウルLVのハーフタイムショーに出演し、同じ赤いスーツを着て地球上でも最大級のテレビ視聴者の前で「Blinding Lights」を披露した瞬間に頂点を迎えた。

注目ポイント

「Blinding Lights」がラジオでもテレビでも年間チャートでも避けようがないほど鳴り響いていたにもかかわらず、After Hoursは2021年のグラミー賞でノミネートをひとつも獲得できなかった。ザ・ウィークエンドはこれを公に批判し、その反発の大きさから翌年、レコーディング・アカデミーは秘密のノミネート委員会制度を廃止することになった。Starboyはグラミーを獲得した。After Hoursはグラミー賞の仕組みそのものを変えた。この差こそが、実際にどちらのアルバムが文化を動かしたのかを物語っている。

結局、文化を本当に変えたのはどちらか

Starboyは古参ファンの間で評価が高く、より率直に「クール」とされる作品であり、それを証明するトロフィーも持っている。しかしAfter Hoursは、音楽の枠を完全に飛び出した作品だ。ミームになり、ハロウィンの仮装になり、スーパーボウルの名場面になり、賞レースにおける本物の論争になり、そして最終的にはリリースから何年経ってもチャートに残り続ける、ストリーミング時代の公式な制度そのものになった。Starboyはザ・ウィークエンドのイメージを変えた。After Hoursはあるポップの時代がどう記憶されるかそのものを変えた。文化的重要性を「見知らぬ誰かが、それがザ・ウィークエンドの曲だと知らなくてもワンフレーズ口ずさめること」と定義するなら、After Hoursの勝利は明らかだ。

ザ・ウィークエンドとVibeSyncedのビジュアルエンジンを組み合わせる

どちらのアルバムもビジュアルを前提に作られており、VibeSyncedの各シーンと自然に組み合わさる。ここでは、カタログのどの時代にどのエンジンが合うかを紹介する。

時代をひとつ選び、曲を読み込んで、どのシーンが一番合うか見てみよう。

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