フューチャーは2026年7月10日、10作目のソロアルバムThe Real Meをリリースした。ビルボード200でNo.1デビュー、完全ソロでフィーチャリングなし、収録曲は22曲。フューチャーが最初のミックステープを出したのは2010年のことだ。それから15年経った今も、彼はジャケットに他の誰の名前も必要とせずNo.1アルバムを出し続けている。ここでは、彼がどうやってそれを成し遂げたのか、そしてトラップをメインストリームにした経緯を見ていく。

第一線であり続けられた秘密

フューチャーは2010年代初頭、Dirty Spriteのミックステープで名を上げた。当時の彼はチャートの常連というよりアトランタのカルト的存在だった。本当の転機となったのは2015年のDS2で、あのミックステープ的なサウンドを本物のNo.1アルバムへと変えた。それ以降、彼はほとんど止まることがなかった。ミックステープ、ゲスト参加、サプライズアルバム、時には数週間おきに2つのプロジェクトを出すことすらあった。この途切れないアウトプットが、ラップのトレンドが移り変わる中でも彼の名前をローテーションの中に留め続けた。

彼はまた、自分らしさを失わずに違う一面を見せるのもうまい。HNDRXXではより感情的で歌唱寄りの一面を見せた。2024年のプロデューサー、メトロ・ブーミンとの一連のアルバムは、ミックステープ時代をリアルタイムで知らない若い世代のファンに彼を紹介することになった。そして今、The Real Meは、大きなフィーチャリングに頼らずとも、彼一人でNo.1アルバムを牽引できることを示している。

豆知識

2017年2月、フューチャーは2週連続で異なる2枚のアルバム、FutureHNDRXXをNo.1デビューさせた史上初のアーティストとなった。それまで誰も成し遂げたことがなかった記録だ。

再生回数で見る、フューチャーの代表作トップ5

  1. Future(2017年) — Spotifyで約93億回再生。「Mask Off」を収録したセルフタイトルアルバムで、今も彼の生涯最大の再生曲を抱える一枚。
  2. I Never Liked You(2022年) — 約62億回再生。The Real Me以前の最後のソロアルバムで、今も彼の代表作の一つ。
  3. DS2(2015年) — 約45億回再生。ミックステープの人からメインストリームの実力者へと変えた一枚。
  4. HNDRXX(2017年) — 約40億回再生。Futureと同じ月にリリースされ、ほぼ同じくらい再生された。
  5. We Don't Trust You(2024年、メトロ・ブーミンとの共作) — 約31億回再生。2024年のメトロ・ブーミンとのタッグがソロ作品同様に支持された証。

フューチャーはいかにしてトラップをメインストリームにしたのか

フューチャー以前、トラップは主にアトランタの地域的なサウンドだった。彼はそれを特徴づけていたコデインや眠れない夜というテーマを、強めのオートチューン、メロディックなフック、そして歌のようにも聞こえる霞がかった半分歌うようなデリバリーで包み込んだ。「Mask Off」のような曲は、根底にあるトラップそのものを変えることなくポップラジオへとクロスオーバーした。そのフォーミュラ、すなわち808が効いたビートに乗るメロディックでモゴモゴとしたフローは、他のアーティストが追随する型となった。トラヴィス・スコット、リル・ウージー・ヴァート、プレイボーイ・カーティ、そして彼の後に出てきたほぼすべてのメロディックなラッパーに、彼の痕跡を聴き取ることができる。彼はただトラップの曲を作っただけでなく、トラップをメインストリームラップの標準サウンドにしたのだ。

『The Real Me』アルバム - 必聴トップ5

The Real Meの中で今もっとも再生回数を集めている5曲はこちら。

  1. Radio — 約600万回再生。
  2. Fukk a Interview — 約180万回再生。
  3. California Girls — 約180万回再生。
  4. One Two — 約160万回再生。
  5. Tank Top Pluto — 約140万回再生。

The Real Meに浸ろう。VibeSyncedでYouTube経由で再生しよう。

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